相続人が多いケース
相談者の状況
亡くなられた90代男性(宮崎市内在住)の相続人は妹(2人)と甥(3人)姪(3人)の計8人でした。
市内在住が4人で、残りの4人は県外に住んでおり、遠いところでは東京や大阪で生活をされていました。80代の妹と50代の姪が、相続人が多く手続きをどのように進めたらよいか分からず、相談に来られました。
当事務所のご提案・お手伝い
相談者から財産概要について聞き取り、1億5千万円の相続財産があることが分かりました(銀行8行・証券会社1社)。遠隔地に住まわれている方が多かったので、直接1人1人に電話を入れ、財産の内容と遺産分割方法について説明をさせて頂き、全員から遺産承継業務の委任状を頂きました。委任状を利用し、銀行6行と証券会社1社は司法書士の署名押印のみで解約手続きを行うことができました。
結果
相続人が自分で戸籍を集めると、昔の戸籍は手書きで書かれているので、戸籍が読めず、どこに何を請求したら良いかが分からないことがあります。
また、相続人が多いとその分戸籍取得の漏れが出ることもあり、戸籍を揃えるのに1か月以上かかることもあります。戸籍が揃った後も、相続人全員に対して遺産内容を説明し、遺産分割の同意を得たり、銀行の書類に全員から署名押印を貰わなければいけないので、更に1か月近く時間を要することになります。しかし、司法書士に依頼することでこれらの手続きを全て任せることができるので、余計な時間をかけることなく相続財産の解約を終えることができました。